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肌の専門員に聞いた「肌の本当のこと」

omary1013

肌は嘘をつかない。第一印象を決める“見えない会話”

人は会って数秒で、その人を判断すると言われています。
言葉を交わす前に、視覚から入る情報で印象の大半が決まる。
その中でも“肌”が与える印象は想像以上に大きく、無意識のうちに相手の心に残ります。

肌の専門員とお話する中で、「肌にはその人の生活や心の状態が表れる」ということを教えていただきました。
肌は、いわば“もう一つの会話”。沈黙の中でも、あなたの内面を相手に伝えているのです。

そんな超大事な肌に関する情報はネットや本に書いてあることが全て正しい訳ではなかったんです
今回は肌に関する間違った情報、正しい情報をみなさんにお伝えできればと思います。

肌は、その人の生活を映し出す

専門員によれば、肌の状態に最も大きな影響を与えるのは、次の3つです。
一番重要なのが、食事
二番目が睡眠、三番目が睡眠、だそうです。

まずはスキンケアの専門知識と現場の声をもとに、「よく言われているけど、実は肌にとってあまり良くないこと」を紹介します。

  • 「化粧水はたっぷりつければつけるほどいい」

→ 実は、つけすぎは逆に肌のバリア機能を弱めることも。

「保湿=化粧水をいっぱい使うこと」と思っていませんか?
化粧水はあくまで“水分補給”。肌を整えるための“前段階”であり、それだけでは保湿は完結しません。
さらに、過剰につけすぎると皮膚がふやけ、バリア機能が一時的に弱くなることもあるのです。

ポイント
・化粧水は500円玉大ほどで十分
・その後に乳液やクリームでフタをするのが本当の保湿ケア

  • 「とにかく洗えば清潔でキレイな肌に」

→ 洗いすぎは“肌を守る常在菌”まで洗い流してしまう。

ニキビやベタつきが気になると、つい洗顔回数が増えがちですが、実はやりすぎはNG。
皮脂には外部刺激から肌を守る働きがあり、全てを取り除いてしまうと逆に乾燥や炎症を招くことに。

よくある間違い:
・1日3回以上洗顔している
・ゴシゴシ擦っている
・洗浄力の強い洗顔料(メントール系など)を使っている

正しい洗顔法:
・1日2回(朝と夜)で十分
・泡をしっかり立てて、こすらずなでるように洗う
・32~34℃程度のぬるま湯で洗い流す

  • 「無添加・オーガニック=安心で肌にやさしい」

→ 「無添加」は“何が無添加か”が重要。

無添加やオーガニックという言葉だけを信じてしまうのは危険です。
実は“無添加”という表示は、企業ごとに定義が異なる場合も多く、「防腐剤は入っていないけど刺激成分はある」ということも。

注意点:
・“無添加”という表示だけで安心しない
・肌が敏感な人ほど、シンプルな成分構成を選ぶことが大切
・パッチテストをしてから使う習慣を

  • 「ニキビができたら乾燥させて治すべき」

→ 乾燥させると治りが遅くなるケースも。

ニキビ=皮脂が多い というイメージで、乾燥させようとする人も多いですが、実は逆効果になることもあります。
ニキビの初期は炎症を抑えるケアが大切で、乾燥しすぎると肌が“皮脂を出そうとする”反応が起き、かえって悪化することも。

正しいケア:
・洗顔はやさしく行い、保湿はむしろしっかり
・ビタミンC誘導体など、炎症を抑える成分を取り入れる
・ひどい場合は皮膚科の受診を迷わない

  • 「毎日パックすれば肌はツルツルになる」

→ 頻度が多すぎると“パック荒れ”を起こすことも。

パックは特別な日のご褒美…のはずが、毎日の習慣になっていませんか?
保湿パックも、やりすぎると肌のバリアが壊れて水分が逃げやすい状態に。
特に「シートをつけっぱなしにする」「長時間パック」は逆効果です。

おすすめ頻度:
・週2〜3回でOK
・10分〜15分を守る
・その後の保湿ケアもセットで行うこと

間違った情報って、怖いですよね。

ネットには毎日のように「肌にいい」と言われる情報が溢れていますが、中には根拠のないものや、逆効果になりかねないものも混ざっています。

私たち探偵は、実際に専門の方々と話す中で、そういった“情報の落とし穴”に何度も出会ってきました。
「本当に肌にいいこと」って、意外とシンプルで、地味で、でも確実に効くものだったりするんです。

ということで——
次は、“正しい情報”の出番です。

  • 食事:何を食べるかで、肌は変わる

肌の原料は、毎日の食事。
食べたもので血が作られ、血が肌を作ります。

特に意識したい栄養素と食材:
• ビタミンC:肌のハリやシミ対策に。→ キウイ、赤ピーマン、ブロッコリー
• ビタミンB群:皮脂バランスを整える。→ 豚肉、納豆、卵
• オメガ3脂肪酸:炎症を抑えて肌のうるおいを保つ。→ サバ、アジ、亜麻仁油
• たんぱく質:肌の土台をつくる。→ 鶏むね肉、大豆製品、ヨーグルト
• 水分:1日1.5〜2Lの水を意識すること

逆に、糖質・脂質の摂りすぎはニキビや肌のくすみの原因になります。
白米や菓子パン、スナック菓子ばかりの食生活は、肌に現れやすいので要注意です。

  • 睡眠:夜の間に肌は修復されている

肌は寝ている間に生まれ変わります。
特に「22時〜2時のゴールデンタイム」には、成長ホルモンが分泌され、肌細胞の修復が進みます。

でも、現代の生活で22時に寝るのはなかなか難しい…。
だからこそ大事なのは、「質の良い睡眠」をとること。

肌のために心がけたい睡眠習慣:
• 寝る2時間前までに夕食を済ませる
• 就寝前にスマホを見ない(ブルーライトは眠気を妨げます)
• 寝室を21〜23℃前後に保つ
• 湯船につかって体温を一度上げることで、入眠がスムーズに

寝不足が続くと、目の下のクマやくすみ、乾燥などが出やすくなります。
肌を整えるなら、まずはしっかり休むことから。

  • 運動:血流が肌を変える

肌は血液から栄養を受け取って作られています。
そのため、血流が悪いと栄養が肌に届かず、くすみ・乾燥・肌荒れの原因に。

特におすすめなのが有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギングなど)。
週2〜3回、20〜30分でもOK。全身の巡りが良くなることで、肌のトーンも自然と明るくなります。

さらに、汗をかくことで老廃物も排出されやすくなり、毛穴の詰まりも予防できます。

潤いは、余裕を物語る

肌にうるおいがある人は、それだけで“丁寧に生きている”印象を与えます。
逆に、乾燥した肌は「忙しそう」「余裕がなさそう」といった印象を相手に与えることも。

肌は、あなたが自分自身をどう扱っているかを、そのまま映している。
だからこそ、スキンケアだけでなく、生活習慣そのものが重要になるのです。

肌を整えることは、自分を整えること

肌は、決して嘘をつきません。
どれだけ言葉で繕っても、肌の状態はあなたの“本当”を静かに伝えています。

そして、肌を変えるためには特別なことをする必要はありません。
バランスの取れた食事、十分な睡眠、少しの運動。
この3つが整えば、自然と肌は応えてくれます。

第一印象をよくしたい。信頼されたい。そう思ったとき、
まずは「肌」と丁寧に向き合うことから始めてみてはいかがでしょうか。

今日から真似できる「肌を整える一日の例」

無理のない範囲でできて、でもちゃんと肌に効く。
そんな一日の流れを紹介します。

【7:00 起床】
・白湯を一杯飲んで内臓を目覚めさせる
・洗顔+保湿で肌にうるおいチャージ
・朝日を浴びて体内時計をリセット

【7:30 朝食】
納豆ごはん+ゆで卵+味噌汁+キウイ
(たんぱく質・発酵食品・ビタミンCをカバー)

【12:00 昼食】
鶏むね肉と野菜のサラダ+玄米+みそ汁
(ビタミンB群、食物繊維、鉄分を補給)

【13:00〜13:15】
軽く散歩して血流アップ&リフレッシュ

【15:00】
常温の水 or ルイボスティーで水分補給
ナッツやダークチョコでビタミンE&鉄分チャージ

【17:30】
軽いストレッチで肩こり&むくみを解消

【19:00 夕食】
サバの塩焼き+ほうれん草のおひたし+豆腐+雑穀ごはん
(オメガ3脂肪酸、鉄分、たんぱく質がそろった理想メニュー)

【21:00 入浴】
湯船に15分ほどつかってリラックス
風呂上がりは顔も体もすぐに保湿

【22:30〜23:00 就寝】
スマホを見ずに静かな環境で睡眠へ
部屋を21〜23℃に保って眠りやすい状態に

いきなり全部を真似しなくても大丈夫です

ここまで、肌に良い1日の生活リズムを紹介してきました。
ただ、正直に言うと、これをすべて毎日完璧にこなすのは、現実的ではありません。

仕事、家事、育児、疲れ、スマホの誘惑……。
私たちはロボットではなく人間です。
どんなに「肌のため」と分かっていても、すべてを毎日続けるのは難しいものです。

でも、心配しなくて大丈夫。
大切なのは、“少しずつ”取り入れていくこと。

・朝、白湯を飲んでみる
・ランチをサラダ付きにしてみる
・週に1回、湯船につかってみる
・寝る前だけスマホを手放してみる

たったそれだけでも、肌はきちんと応えてくれます。
肌を整えるということは、生活を整えることでもあります。
無理せず、自分のペースで、できることから始めてみてください。

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